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薄金シリーズ(Lv75 モ侍忍か) 頭 薄金総面 防20 STR+3 AGI+3 命中+7 回避+7 ヘイスト+3% コンビネーション ヘイスト+ 胴 薄金腹巻 防40 STR+8 DEX+8 INT+8 命中+12 回避+12 ストアTP+6 コンビネーション ヘイスト+ 腕 薄金篭手 防20 命中+10 回避+10 モクシャ+5 カウンター+2 コンビネーション ヘイスト+ 脚 薄金膝甲 防30 STR+5 DEX+5 攻+10 ヘイスト+3% コンビネーション ヘイスト+ 足 薄金脛当 防22 命中+7 攻+7 ストアTP+7 ヘイスト+2% 敵対心+5 コンビネーション ヘイスト+ シリーズ Lv 略称 星数 15 星 月数 25 月 日数 35 日 頭 胴 手 脚 足 登録者 星頭 月頭 日頭 星胴 月胴 日胴 星手 月手 日手 星脚 月脚 日脚 星足 月足 日足 Ride 星頭 月頭 日頭 星胴 月胴 日胴 星手 月手 日手 星脚 月脚 日脚 星足 月足 日足 Tutu ○ 月頭 日頭 星胴 ○ 日胴 ○ 月手 日手 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 登録者 星頭 月頭 日頭 星胴 月胴 日胴 星手 月手 日手 星脚 月脚 日脚 星足 月足 日足 登録者 星頭 月頭 日頭 星胴 月胴 日胴 星手 月手 日手 星脚 月脚 日脚 星足 月足 日足 登録者 星頭 月頭 日頭 星胴 月胴 日胴 星手 月手 日手 星脚 月脚 日脚 星足 月足 日足 登録者 星頭 月頭 日頭 星胴 月胴 日胴 星手 月手 日手 星脚 月脚 日脚 星足 月足 日足 サルベージ装備情報へ アレス系 スカディ系 マルドゥク系 モリガン系 サルベージ攻略 TOPへ 画像元FFXI-Graphipedia
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2018年7月13日 新1st Life:砂糖少女は愛を食む TBS:26時15分〜 松坂さとう:花澤香菜/神戸しお:久野美咲/三星太陽:花江夏樹/飛騨しょうこ:洲崎綾/さとうの叔母:井上喜久子 女店長:小林沙苗/高校生:海老名翔太、井上宝、太田悠介/バイト女子:武田羅梨沙多胡、谷口夢奈、原田彩楓、真野あゆみ 2018年7月20日 2nd Life:しおの箱庭 TBS:25時57分〜 松坂さとう:花澤香菜/神戸しお:久野美咲/神戸あさひ:花守ゆみり/三星太陽:花江夏樹/飛騨しょうこ:洲崎綾 北埋川大地:石川界人/さとうの叔母:井上喜久子/神戸ゆうな:後藤邑子/宮崎すみれ:武田羅梨沙多胡/但馬みとり:長谷川育美 朧木れいか:谷口夢奈/国塚めい:篠原侑/緑野レン:海老名翔太/黒川かい:井上宝/北埋川静香:香里有佐/北埋川みのり:安齋由香里 客:渡辺紘 2018年7月27日 3rd Life:モノクロームの長い夜 TBS:25時57分〜 松坂さとう:花澤香菜/神戸しお:久野美咲/神戸あさひ:花守ゆみり/三星太陽:花江夏樹/神戸ゆうな:後藤邑子/父親:宮下栄治 緑野レン:海老名翔太/黒川かい:井上宝/男:左座翔丸 2018年8月3日 4th Life:砂糖少女は気づかない TBS:25時57分〜 松坂さとう:花澤香菜/神戸しお:久野美咲/神戸あさひ:花守ゆみり/三星太陽:花江夏樹/飛騨しょうこ:洲崎綾 北埋川大地:石川界人/さとうの叔母:井上喜久子/神戸ゆうな:後藤邑子/三星の母親:中原麻衣/宮崎すみれ:武田羅梨沙多胡 但馬みとり:長谷川育美/朧木れいか:谷口夢奈/国塚めい:篠原侑/緑野レン:海老名翔太/黒川かい:井上宝 2018年8月10日 5th Life:罪の味、罰の味 TBS:25時57分〜 松坂さとう:花澤香菜/神戸しお:久野美咲/三星太陽:花江夏樹/飛騨しょうこ:洲崎綾/さとうの叔母:井上喜久子 神戸ゆうな:後藤邑子/三星の母親:中原麻衣/宮崎すみれ:武田羅梨沙多胡/客:浦和希、福西勝也 2018年8月17日 6th Life:私たちは、月の周りを回っている TBS:25時57分〜 松坂さとう:花澤香菜/神戸しお:久野美咲/神戸あさひ:花守ゆみり/三星太陽:花江夏樹/飛騨しょうこ:洲崎綾 北埋川大地:石川界人/神戸ゆうな:後藤邑子/父親:宮下栄治/三星の母親:中原麻衣/但馬みとり:長谷川育美 主婦:田澤茉純、西谷美希 2018年8月24日 7th Life:砂糖少女の原材料 TBS:25時55分〜 松坂さとう:花澤香菜/神戸しお:久野美咲/三星太陽:花江夏樹/飛騨しょうこ:洲崎綾/北埋川大地:石川界人 さとうの叔母:井上喜久子/男性警察官:赤羽根健治/女性警察官:巽悠衣子 2018年8月31日 8th Life:1208号室 TBS:25時55分〜 松坂さとう:花澤香菜/神戸しお:久野美咲/神戸あさひ:花守ゆみり/三星太陽:花江夏樹/飛騨しょうこ:洲崎綾 OL風のおねえさん:三宅麻理恵 2018年9月7日 9th Life:融解レイン TBS:25時56分〜 松坂さとう:花澤香菜/神戸しお:久野美咲/神戸あさひ:花守ゆみり/三星太陽:花江夏樹/飛騨しょうこ:洲崎綾 2018年9月14日 10th Life:星空のプロポーズ TBS:25時56分〜 松坂さとう:花澤香菜/神戸しお:久野美咲/神戸あさひ:花守ゆみり/神戸ゆうな:後藤邑子/父親:宮下栄治 2018年9月21日 11th Life:永遠の一瞬を、貴方と。 TBS:25時56分〜 松坂さとう:花澤香菜/神戸しお:久野美咲/神戸あさひ:花守ゆみり/三星太陽:花江夏樹/さとうの叔母:井上喜久子 但馬みとり:長谷川育美 2018年9月28日 12th Life;ハッピーシュガーライフ終 TBS:26時10分〜 松坂さとう:花澤香菜/神戸しお:久野美咲/神戸あさひ:花守ゆみり/三星太陽:花江夏樹/飛騨しょうこ:洲崎綾 北埋川大地:石川界人/さとうの叔母:井上喜久子/神戸ゆうな:後藤邑子/父親:宮下栄治/女性アナウンサー:石黒千尋
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(メカギャル文庫) 冒頭立ち読み版 いつ見てもシンプルな部屋だ。まるで病室のような白い床に白い壁、白い天井にはLEDライトが四ヶ所に灯っている。明るすぎるほど明るくしてあるのは、部屋の中央に置かれたベッドをよく照らすためだ。 キングサイズのベッドはしっかりベッドメイクされている。新品のシーツは眩しいくらいに白い。その上に転がっているのは三人の……いや、三体の女性だった。裸で横たえられた女性達の意識はない。 「悪趣味なことで」 呟くように言って池田水輝は微かに笑った。ベッドの向こう側に立っていた女が白衣のポケットに手を突っ込んで首を傾げてみせる。 「あら、そう? でもわたしは強要は一度もしていないわ。必要な子に必要なモノを差し出しているだけ」 「目の前に餌をぶら下げるのは、差し出す、じゃなくて釣りじゃねえの?」 「わたしは食いつけと命令はしていないわ」 軽く肩を竦めて言い返してくる。この女はいつもそうだ。何度やっても自分が悪いとは思っていない。あくまでも欲しい女性に欲しいモノを提供しているだけだ、と思っている。 やれやれと笑い、水輝は手を伸ばした。女が白衣のポケットから一枚の写真を取り出す。それと一緒に水輝は一台の携帯端末を受け取った。手の中に納まるサイズの携帯端末に触れると文字が表示される。 写真の中央に横向きの知らない女性が写されている。女性はカメラを一切意識していない。隠し撮りだ。古典的な方法だがデジタルの画像データより、紙に焼き付けてあるデータの方が処分が楽だ。 「今度はこれか。……学校? 編入手続きは?」 写真を眺め、端末に表示されたデータを読んだ水輝は低い声で問うた。これはオプション付きになる。 「手続きはもちろん済んでいるわ。部屋も制服も用意してあるから問題はないでしょう?」 「これは別オプションだろ。乗せてくれるんだろうな?」 「もちろん。前払いで既に半額が入っているわ。何なら確認する?」 今時、わざわざ金を預けた金融機関に行かなくても、全てインターネット上で確認出来る。女が指差した手の中の携帯端末を見て、水輝は顔をしかめた。 「あんたがそう言うなら入ってるだろ。問題ねえ。請ける」 「そう。それじゃ、契約成立ね」 そう言って笑い、女が屈み、横たわる女性達をベッドの隅に無造作に転がす。その様子を見た水輝は吐き気がするな、と呟いて上着を脱いだ。 ※ 西木さゆり、二十五歳。担当教科は生物学、私立海燈高等学校に勤めて三年が経つ。そして今年は初めて二年生のクラス担任になった。四月からこの六月まで幸いにもクラス内にトラブルはなく、さゆりは生徒の保護者達とも上手くやれている自信があった。 そんなさゆりにトラブルとはいかないまでも、日常とは異なる事象が襲いかかった。時期外れの編入生がさゆりのクラスに入ることになったのだ。たかが編入者一人がクラスに増える程度のこと、本来は大したことではない。さゆりが驚いたのは、事前に何の相談も会議もなく、しかも編入試験が行われたことすら報されず、今朝急にそのことを知らされたからだ。 写真の添付された簡単な履歴書と傍に立つ生徒を見比べる。 「ええ、と? 池田、水輝くん? よね?」 「はい」 心地良い答えが返ってくる。見慣れない制服はこの近隣の学校のものではない。水輝はここからはかなり離れた場所から引っ越してきたらしい。真っ白の学生服はきっちりとアイロンが掛けられ、汚れや染みひとつ見当たらない。それだけでさゆりの水輝に対する好感度は上がった。きっと前の学校でも生活態度は良かったに違いない。 この学校には職員室というものはない。教師達は教科ごとに部屋を分けられ、そこで作業することになっている。教師の席は若い者がドアに近い、つまり下座になるように配置される。さゆりの机は理科準備室の真ん中辺りだ。理科準備室には数人の教師が残っているだけだ。クラス担任の教師は少し前に朝のホームルームに向かった。 さゆりは水輝のプロフィールをチェックした。貼られた写真を見て、さゆりは写りが悪いわね、と思った。写真の水輝も充分に整った顔をしているのだが、本物を見るとどうしても写りが悪いように見えてしまう。 背は百七十強、肢体すらっとしてはいるが、弱々しくは見えない。そして顔立ちは整いすぎていて、格好良いというよりは綺麗と言った方がいいかも知れない。なのに眼差しは鋭く、触れると切れそうな雰囲気がある。 学校の中にも格好良いな、と思う生徒は数人はいる。特に二年生を越えると男子生徒はあっという間に成長する。一年生の頃にはまだ中学生の名残があるのに、成長期を終えると男子生徒は男の子から急に男になる。 「先生?」 水輝を見上げてぼんやりと考え込んでいたさゆりは我に返った。いけない。学校でこんなことを考えるなんて教師失格だ。自分に戒めの言葉を心の中で投げかけ、さゆりは気を取り直して微笑んでみせた。 続きが気になる方はこちらで購入できます!
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← 時刻は少し前へと遡る。 何が起こっているのか分からない。 それが、神戸あさひの置かれている状況だった。 デッドプールから無言で手渡されたスマートフォン。 テレビアプリが起動されているそこに映っていた惨状は、あさひが鏡面世界で疲れた身体を休めていた間に生まれたものであるという。 それを見てあさひが思ったのは、前述の感想。 思わず理解を拒みたくなるような現実が、画面の向こうの某区に横たわっていた。 都市の消滅。犠牲者数を推し測ることすら難しいような大惨事。 神戸あさひの心を挫き、彼の弱気をこれでもかと膨れ上がらせるには充分すぎる現実だった。 ……そう、"だった"。つい数時間前までの彼ならばきっとそんな無様を晒していただろう。 弱く、脆い、最後に何も勝ち取れない無力な負け犬の本分をこれでもかと果たしていたことだろう。 「なんだよ。案外驚かねーんだな」 「一応、覚悟は決めたつもりだからな。いちいち……見ず知らずの誰かの不幸に思いを馳せちゃいられない」 「ははっ、爆笑(ウケ)る。いい感じに人でなしらしくなってきたじゃんか、昆布アイス」 しかし、今の彼は違う。 皮肉にも彼にとって守るべき妹が。 守るべき存在でありながら、どうしようもなく道を違えてしまった肉親が、この世界に招かれていること。 それを知ったことが神戸あさひの弱さを強さへと昇華させた。 妹を殺す覚悟。今までは何処か漠然と抱いていただけだったその決心が、現実として妹の存在を知ったことによってより確たるものへと変わった。 あさひという優しくて弱い少年の背を押す、追い風となった。 「……黄金時代(ノスタルジア)はまだ戻らないのか? 話す用があったんだろう」 「あー。何処で油売ってんだろうなぁ、あいつ」 「まさか暇潰しってわけじゃないだろうな。……それなら悪いけど他を当たってくれ。 覚悟は決めた、とは言ったけど――俺はお前ほど強くないんだ。まだ、色々と整理をつける時間がほしい」 「そんなんじゃね~よ、ヘタレ。オレはちゃんと、お前に聞かせておきたい話があるから此処までやって来たんだ」 聞かせておきたい話? あさひは眉を顰める。 それに対しガムテはふうと嘆息しながら、右手に握っていた手鏡を彼に示した。 ミラミラの能力。割れた子供達(グラス・チルドレン)の今を支える、その力。 これが無ければきっと、ガムテ達はとっくに見つけ出されて袋叩きにされるか、憎きビッグ・マム頼みの戦局を演じる以外術がなくなっていた筈だ。 鏡面世界と現実世界を自由自在に行き来する力は、当然。 鏡面の中から現実の世界を一方的に観測する、そんな無法をすらも可能としてくれる。 「オレらの拠点(アジト)があるこの中央区の中に、間抜けな虫どもが入り込んだみたいでな。 当然何らかの形で迎撃なり何なりしようと思ってたんだけどよォ――」 「……手を貸してほしいってことか?」 「ま、直球(ストレート)で言うとそうなる。ウチのババアを呼んでもいいけど、あんな化物を連戦させすぎるとこっちの消耗が渋いからな。 Pたんの方も色々あって満身創痍と来たら、いよいよ猫の手も借りたい状況さ」 あさひはデッドプールの方を見た。 ……そこまではいいものの、マスクのせいで彼が何を考えているのかはよく分からない。 はあ、と溜息をついてもう一度ガムテに向き直り、口を開く。 「……分かった。アヴェンジャーを向かわせるよ」 「はい、減点(ペケ)~。何でもかんでも安請け合いすんな」 「痛っ……! お、お前が手を貸してくれって言ったんだろ……!!」 デコピンを打ち込まれて額を赤くしながら抗議するあさひ。 ガムテはそんな彼に、「平和ボケしてんな~ッ」と大袈裟に天を仰いでみせた。 「いいか~? 頼みを受けるのはいいけどよ、最低限敵の数と鉄火場の状況くらい聞け。 聖杯戦争のマスターなんて連中は下手な極道者よりも狡猾(ズル)い……勿論オレも含めてな。 そうやっていい子ちゃんキメてたら、いつかどっかのクソに使い潰されるぜ」 「ッ。それは――」 「アヴェンジャーが出払って、鏡面世界に居るのがお前だけになった所で令呪でも奪うつもりかもしれねえぞ? 願い叶えたいなら、幸福(しあわせ)掴みたいんなら他人は徹底的に疑え。よく言うだろ、人間は考えるワカメだってよ~~」 「……、……それを言うなら葦だろ、バカ」 悔しいが、正論だった。 あさひは子供だ。そして、彼は根っこの部分が善良だ。 家族の幸せを壊す奴は憎むし、心の汚い大人のことは嫌悪する。 しかしそれはそれとして、彼は他人から向けられる好意や善意に慣れていない。脆い、とも言い換えられるだろう。 心の綺麗な悪人なんて、この界聖杯にはごまんと居る。 あさひの心を理解し、その上でだが殺すと割り切れる人間は決して希少ではないのだ。 なまじ多くの子供達を見てきたガムテだからこそ、あさひのそんな脆さを見抜くことが出来た。 見抜いた上で、その脆いところに釘を刺した。 せっかく得た同盟相手を失いたくないからだと解釈することも可能だろう。 だが、或いは。それはガムテから、目の前の"子供"に対しての―― 「状況を教えてくれ。協力するかどうかは、それ次第で決める」 「了解(りょ)。敵は二組で一緒になって動いてる。当然サーヴァントも二体だ」 「……、……」 「な? ちゃんと状況聞いておくに越したことね~だろ?」 けらけらと笑うガムテに、あさひはげっそりとした顔をする。 それはさておき、アヴェンジャー単体で向き合わせるにはかなり分の悪い場面だ。 アヴェンジャーの強さは信頼しているが、単純にリスクが大きすぎる。 断るべきか、此処は……? 考えるあさひに、ガムテは続けた。 「とはいえ、まあ安心しな。アヴェンジャーだけに全部任せるつもりはねえ。 任せたいのは足止めだ。二組を分断して、アヴェンジャーから逃げた方をブッ叩く」 「そっちが本命、ってわけか」 「そういうこと。あちらさんも鏡面世界(ミラミラ)のことは知らねえだろうからな。上手くいけば不意討ちで二人共持っていけるかもしれねえ」 「……、……」 確かに、悪い話ではない。 アヴェンジャーの頑丈さについてはあさひも知るところだ。 彼ならばサーヴァントの一騎、もしかすると二騎とも引き受けられるかもしれない。 それから首尾よく暗殺を遂行出来れば大きな戦果だ。 とはいえ、如何に不死身のアヴェンジャーとはいえ相手のサーヴァントが搦め手に自信のある手合いだった場合、やはりリスクは非常に大きくなる。 どうするべきか――あさひは考える。相棒に聞くのではなく、今は自ら考えることを選んだ。 まるでそれは、ルール無用の戦いの中での心構えを教えてくれたガムテに応えるかのような姿勢であった。 「……その二組の姿って今も見れるのか?」 「ああ、見れるぜ。こいつらだよ」 無数に存在する鏡の一つが、まるでモニターのように映像を灯す。 そこに映し出されたのは二人の少女だった。 傍目にはただの人間にしか見えないが、見れば確かに片腕を不自然に隠している。 そしてそうでなくても、こんな情勢の街で真夜中の市街地を歩いている少女達というのは十分に嫌疑をかけるに足る相手だ。 しかし――今のあさひには、そんな細々としたことを考える余裕はなかった。 彼は今、ただ鏡に映し出された現実世界の映像に釘付けになっていた。 「あさひ?」 「何だよどうした? 覗きの喜びに目覚めちゃった? 時代が悪いからやめときな、暇なおばさんにツイッターで目付けられちまうぜ」 ガムテの声。 デッドプールの、いつもの戯言。 それもまた、あさひの耳には入らなかった。 目を見開いて。猫の瞳孔のようなその瞳を、画面の二人に注いでいる。 様子のおかしさに気付いたガムテがデッドプールへ目を向ける。 デッドプールは無言だったが、しかし……彼は既に事の次第に察しが付いているようだった。 「誰が居た?」 沈黙を破り、デッドプールが投げかけたのはごく短い言葉。 神戸あさひは狭い世界で生きてきた人間だ。 その彼にこんな反応をさせることが出来る人間となると、やはりごく限られる。 愛する母か。訣別した妹か。憎悪してもし足りない父親か。 否、その誰でもない。何故なら鏡に映る二つの影は、いずれも"少女"だったのだから。 年頃で言えばあさひとそう変わらない、女子高生くらいに見える"少女達"。 「……俺に、すごく優しくしてくれた人と」 ああ、なんであなたが此処に居るんだ。 あなたみたいな優しい人が、なんでこんなところに居るんだよ。 静かに眠っていてほしかった。もう二度とその優しい心が誰にも踏み躙られないように、せめて静かに、と思っていた。 野良犬のようにみすぼらしく這々の体で生きていた自分。そんな自分にパンを恵んでくれた、綺麗な小鳥。 鏡の向こうにその人が居た。会いに行きたい、会いに行ってどうする、二つの感情が螺旋を描くのだろう――本来なら。 「俺から……俺たちから」 だけど、そうはならなかった。 あさひの中に渦巻く感情は、やはり二つ。 小鳥を見つけたことに対する動揺と、そして―― 「――大事な家族を奪った、悪魔が居る」 激しい、自分でも驚いてしまうほど激しい、憎悪だった。 小鳥の隣を我が物顔で歩くその女の名前を、神戸あさひは知っている。 松坂さとう。自分と母からしおという月を奪った、忌々しい悪魔。 死して尚しおを手放すことをしない、憎くて憎くて堪らないあの女。 「……ガムテ」 「何だよ」 「此処に居る子供達(やつら)から聞いたんだ。 口に含むだけで強くなれる、人間を超えられる……そんな麻薬(くすり)があるって」 「……ああ、あるよ。だけどよあさひ。お前――自分の言ってることの意味、分かってんだよな?」 何故お前があの人の隣に居るんだ。 あんなことをしておいて、自分の手で殺しておいて。 なんでそんなことが出来るんだ。 お前は、何なんだ。 どうしてお前はいつもそうやって――誰かの幸せを奪うんだ。 燃え上がる憎悪は沸騰した糖蜜のようにどろりと、あさひの心に絡まった。 「分かってる。多分お前よりも、……分かってると思う」 これは、決して必要な行動ではない。 むしろ合理性に欠く。リスクとリターンの釣り合いが取れていない。 自分は馬鹿なことをしようとしている――そう分かった上であさひは、ガムテの目を見た。 今だけは、デッドプールには頼れない。彼を頼ってはいけないと、あさひはそう思っていた。 これは自分が自分の脳で考えて決めて、そして自分の手でやらなきゃいけないことなのだと。 「――だから頼むよ、ガムテ。俺に今度こそ……あの悪魔を殺させてくれ」 ◆◆ それは、あまりに突然のことだった。 GVが童磨と交代する胸を告げ、さとうとしょうこの二人を物陰に隠れさせた上で立ち去ったその三十秒ほど後。 しょうこは最初、それを獣だと思った。 だがさとうは違った。二人の判断を分けたのはきっと、人でなしかどうかの差であろう。 「避けて、しょーこちゃん!」 ほとんど飛び退くような動きで、さとうはそれだけ叫んで地面を転がった。 しょうこがその言葉を聞いてから動き出すまでに要した時間は、正直なところ遅すぎると言う他なかったが。 しかし幸い。ことこの場に限っては、しょうこはそれでも大丈夫だった。 何故なら夜闇を切り裂いて突如出現したその襲撃者は……最初から。 松坂さとうただ一人を狙って現れた、そういう存在であったのだから。 さとうの頭が数秒前まで存在した地点の地面が、爆ぜた。 そう見紛うほどの威力で振り下ろされた"武器"が、アスファルトを砕いて砲弾の直撃をすら思わす衝撃波を生んだのだ。 事実、さとうもしょうこもこれはサーヴァントの襲撃だと思って憚らなかった。 だからこそ……襲撃者の正体を視認し、理解が追い付いた時の驚きもまた――大きかった。 「――え、あ? なん、で……?」 しょうこの動揺の声が虚しく響く。 しかしその声に、少年は返事をしない。 振り向くことすらしない。自分の友人の方を向き、ひしゃげた金属バットを片手に肩を揺らすその少年。 それが誰なのか、しょうこにはすぐに分かった。 服装の違いなんて些細なことだ。その背格好、漂う雰囲気――それはしょうこにとって、どうしても忘れることの出来ないものだったから。 「何してるの……やめてよ、ちょっと。ねえ、あさ――」 「来るな!」 びく、としょうこの身体が震える。 そんな声を聞いたことはなかった。 小動物のようだった彼の声とは思えない、怒りと憎しみに歪んだ声。 そして少年は振り返らない。振り返らないままで、絞り出すようにしてしょうこへと言う。 「……来ないでくれ。あなたのことは、巻き込みたくないんだ」 それきり。これ以上言うことはないとばかりに、襲撃者――神戸あさひは飛騨しょうこに話しかけることを止め。 自分の前方でゆらりと立ち上がる憎き悪魔――松坂さとうの顔を睨み付けた。 あいも変わらないその姿。見てくれだけは綺麗な、忌まわしい女。 あさひから全てを奪った女。妹に甘い呪いをかけて死んだ、仇。 目元に麻薬服用の証たる紋様を浮かび上がらせて、あさひは彼女に対し口を開く。 口内にある麻薬、地獄への回数券の感触を舌で確認しながら……放った言葉は。 「お前は、何がしたいんだ」 悪罵の声ではなく、単純な疑問だった。 「いつもいつも、人の大切なものを奪って。 殺して、壊して、呪って。おまけに自分で殺した人を、何もなかったみたいに隣に侍らせて。 そんなにも他人を利用するのは楽しいのか? 自分の欲しいもののためなら、他の人たちはどうでもいいのか」 割れた子供達の一人から譲り受けた金属バットは、最初の一撃で既に飴細工のようになってしまった。 しかしこれでも十分だ。何なら素手でだっていい。 今のあさひは決して非力な少年ではないのだ。 "地獄への回数券"は凡人を超人に変える。 麻薬を服用(キメ)た今のあさひに勝てるマスターなど、魔境と化したこの東京の中にさえどれほど居るか。 「お前は生きてちゃいけない存在だ。お前が手に入れていいものなんて、この世の何処にもない」 「……、……」 「お前のせいで、しおは……あいつは、変わってしまった。 もう居ないお前の存在に呪われて、お前のようになってしまったんだ」 「……それで、私を殺しに来たってこと?」 「――ああ、そうだよ」 あの時犯した間違いが、今なら分かる。 あの時自分は、この女を殺しておくべきだったのだ。 しおを押しのけてでも、この女の頭にバットを振り下ろすべきだった。 そうすればしおは自分のことを嫌いになったかもしれない。 決して許さないと憎悪したかもしれない……だけど、それでも。 あんな風になることは、きっとなかっただろう。 自分の失敗がしおを殺した。殺してしまったんだ。あさひは、そう確信していた。 「お前はしおの仇だ。絶対に、殺してやる」 「……ふうん」 「もう二度とお前に殺されたり、呪われたりする人間が生まれないように。 俺が此処で……今度こそ! お前という悪魔を、終わらせてやる!!」 「あのさ」 言いたいこと、思いの丈を全てぶち撒けたあさひは改めてさとうの顔を見て。 そこで、時間が止まったような錯覚を覚えた。 「そんなだからしおちゃんに捨てられたんじゃないの?」 ……。 …………。 ………………。 ……この女は、何を言っているんだ? 麻薬であらゆる感覚を超強化されたあさひの頭を、疑問符が埋め尽くす。 理解不能の一言だった。何故今、この場面でそんな言葉が出てくる。 自分の言ったことをちゃんと聞いていたのか。聞いた上で、こんなことを言っているのか。 そんなあさひには一切頓着せず。恐れている様子もなく、さとうの口は淀みなく動いていく。 「私が居なくなれば、しおちゃんが私のことなんて忘れてくれるとか思ってた? 私のお城で食べたおいしいお菓子や楽しい玩具。私と過ごした時間や、思い描いていた未来。 それを全部忘れてまっさらな状態で、あの子に衣食住もまともに保証してあげられない貧相な家に帰ってきてくれるって?」 かち、かち、と。 あさひの歯が、鳴った。 恐怖からではない。限界を超えた、とある感情で。 「教えてあげる。あの子はね、お人形なんかじゃないんだよ」 「――黙れ」 「あの子にだって自分があるの。生きているから大きくだってなる。 自分で考えるし、自分で選ぶし、自分で歩く。 自分達家族にとっての理想の姿じゃなくなったからって、追いかけることもせずに"しおは死んだ"って?」 ふは、と、さとうは鼻で笑った。 あさひは生まれて初めて、怒りが限界を超えると声すら上手く出せなくなるのだということを知った。 黙れ。お前がそれを語るな。お前に何が分かる。お前さえ居なければ、しおがあんな風になることなんてなかったのにと。 吐き散らしたいのに、出てきたのは「黙れ」の一言だけだった。 「そんなに変わらないものが好きなら、子猫でも飼ってみたらいいんじゃないかな。 別に子犬でもいいと思うけど。首輪が外れて逃げちゃうのが嫌なあなたにとっては、案外ハムスターとかの方がいいのかもね」 さとうの眼が、あさひの眼を見据える。 ひどく冷めた眼だった。恐怖すらない、悪意すらない。 ただ底抜けの無関心だけが鎮座する、そんな眼だった。 否が応にも理解させられる。この女がこの世界で何を思い、何のために戦っているのかは知らないが。 それでも。彼女が自分と母親、しおの本当の家族のことについて思いを馳せたことは――きっと一刻たりとてなかったのだと。 「私が最初にしおちゃんと会った時。あの子、どこでどうしてたと思う?」 さとうは知っている。 "あの子"を置いて立ち去る母親の後ろ姿を。 今思えばただ愛がないから捨てた、訳じゃなかったのかもしれない。 然るべき行政の手に委ねたかった、とか。 自分では幸せに出来ないから、とか。 そういう理由で手放した背景があったのかもしれない。 さとうにとってそれは、ひどくどうでもいいことだったが。 「"あの人のビンは、私がいるだけでこわれちゃうんだ" "それがわかったから、もういいの"。そう言って――雨の中で泣いてたんだよ」 「黙れ……黙れ、悪魔。お前が、俺たち家族のことを……」 「あれ。"呪われた"しおちゃんは、もう家族じゃないんじゃなかったっけ」 あさひがしおを切り捨てる決断をしたことは、間違いなく正しい。 さとうも別にそれを責めるつもりはなかった。 それに、察せたこともある。あさひが語るしおと自分の知るしおのイメージが、どうにも一致しない。 だからきっと、彼は自分が過ごしていた時間よりも先の未来からこの世界へ引っ張られてきたのだろう。 そしてその未来では、恐らく、自分は――しおちゃんの傍に居ない。 「あなた達家族はどこまでも勝手。最初に手放したのは、捨てたのはあなた達の方なのに」 「……、……」 「それなのに、それを誰かが拾ったらやっぱり返してって? 子供を捨てなきゃいけないような親と、まともな暮らしをしてきた様子もない兄(きょうだい)のところに? 挙句、取り返したはいいけど自分の思ってた妹じゃないからやっぱりいらない?」 それが分かっても、不思議と動揺はあまりなかった。 此処に来てすぐの私なら、きっと焦っていただろうなと。 どこか他人事のようにそう考えながら、さとうはあさひを見下ろした。 どんな手を使ったのか、人間など遥かに超えた力を手に入れている彼だったが。 その姿は――あまりに、矮小(ちいさ)かった。 「論外だよね。無責任にも程がある」 ああ、やっぱり。 全然怖くない。 力のない者が笑い、力のある者が震える矛盾した絵面の中で。 さとうは神戸あさひを根本から否定する。 自分を否定する人間が現れることは、別にいい。いちいち気にしないし、邪魔するならその都度排除するだけ。 でも――だけど。 「お兄ちゃんなんだったら、もう少ししおちゃんのことも考えてあげたら?」 「――黙れえぇぇえええええッ!!」 こいつにだけはそれを言われたくないと。 神戸家(こいつら)にだけは、知った口を利かれたくないと。 さとうは明確にそう思ったから、彼に容赦のない冷笑を浴びせた。 それは本来なら悪手も悪手。あさひが迷わず怒りのままに、素早く事を済ませられる人間だったなら――さとうは最悪死んでいた。 だが。神戸あさひという少年は結局、とことんまでにこういう暴力沙汰に向いていなかったのだ。 浴びせかけられた予期せぬ糾弾と否定で、心を縫い止められて。 その気になれば一瞬で全てを終わらせられる力を持っているのに、固まってしまって。 心の傷口を開かれて塩を擦り込まれて、挙句心の柔らかい部分を笑いながら足蹴にされて。 そこまで済んだところでようやく――あさひは動くことが出来た。 ほとんど絶叫に近い咆哮をあげながら襲いかかったあさひ。 しかし事が此処まで遅れては、もう。 彼が本懐を遂げることは……出来ない。 「おっとっと、危ない危ない」 「――ぎ、ッ……!?」 あさひの背中から、何かが彼の体内に突き刺さった。 幼女のそれのように肉の薄い腹部を突き破って、鬼の腕が生える。 彼の後ろに立っているのは、頭から血を被ったような鬼だった。 虹色の眼を早朝の薄ぼけた闇の中に爛々と輝かせながら、その鬼は――松坂さとうのサーヴァントは到着を果たしていた。 「遅い。もっと早く来てくれないと困るんだけど。念話も飛ばしてたよね?」 「いやあ、何やらさとうちゃんが楽しそうだったものだからね。 色々疲れも溜まっているのだろうし、気が済むまで発散させてあげようと俺なりに気を回してみたのだが」 「要らないから、そういう気遣い。私がストレス溜まってると思うなら、普段の無駄話を減らす努力をしてくれない?」 「またそうやって釣れないことを言う……おや? この少年も妙な体をしているな。 鬼を喰って体質を変えた鬼狩りに似ているが、どちらかというと薬効の類なのかな」 ……地獄への回数券は、凡人を超人に変える麻薬だ。 しかし外付けの力でブーストしたとしても、凡人は凡人。 肉体の限界値まで研鑽を積んだ真正の超人や、サーヴァントのような生来の怪物には遠く及べない。 事実としてあさひは、自分を貫いた童磨の腕を退かすことも、振り向いて彼の頭部を粉砕することも出来なかった。 「あ゛ッ、が、ぐぁ、ぎ、ぎあ、ァ――」 「うぅむ、胃袋の中には特殊な物質は確認出来ないな。 ああ、そういえば人間の身体は腸が最も効率よく薬を吸収すると聞いたことがある。 そっちの方も開いてみようか」 「づ、ッッ!? ぐぁ、いがッ、あ゛、あ゛あぁ゛ッ、あぁ゛あ゛ああ゛あ゛あ゛ああ゛あ゛ぁぁぁ゛――!!!」 「程々にね。あと、紙麻薬だったら口の中に残ってる可能性もあるんじゃない?」 突き込んだ手がぐちゃり、ずちゃりと腥い水音を鳴らしながらあさひの体内を弄ぶ。 溢れ出す鮮血と臓器の損壊はどれ一つ取っても致死だが、強化されている彼の肉体はそれらの損傷をリアルタイムで自動修復していく。 破かれた胃袋、握り潰された大腸、開かれた食道、それらは全てあさひを殺さない。 地獄の苦痛を与えるだけ与えて、時間さえ経てば嘘のように傷が癒えていく。 そして、それを―― 一人見ていた、少女は。 ◆◆ 何も出来なかった。 何も、言えなかった。 飛騨しょうこの言葉は、神戸あさひを振り向かせることすら出来なかった。 突き付けられた拒絶は彼らしい、優しさに満ちたもので。 だからこそ……動けなかった。 此処で自分が動くことを彼は望んでいない。 神戸あさひは、松坂さとうとの因縁の決着だけを望んでいる。 そのことが痛いほど分かってしまったから、動けなかった。 大事な時にはいつも蚊帳の外にされてしまう自分の無力を呪ったし。 せっかくまた会えたのに、あの子に見てすら貰えないのが悲しかった。 ぺたりと地面に座り込んで。 しょうこはただ、あさひが否定される様を見ていた。 やがて彼の背後には、あの鬼が現れて。 優しい少年の腹は後ろから貫かれ、濁った惨たらしい悲鳴が響くばかりになった。 「……やめて、よ」 こぼす言葉は、誰の耳にも届かない。 しょうこはこの場でにおいて、誰よりも無力だった。 いつものように。彼女は、ただの小鳥でしかなかった。 「さとう、ねえ、やめて――もう」 それにそうでなくたって、こんな私の言葉を誰が聞いてくれるというのだろう。 しょうこは決めた筈だった。あさひの味方ではなく、さとうの味方をすると。 そう決めたからこそ、彼女の隣を歩めていた筈だった。 なのに今の自分はどうしたことだろう。 あさひが、あの子が殺されてしまうかもしれないことに怯え、それだけに恐怖している。 さとうのキャスターが助けに入らなかったなら。 殺されていたのはきっと、さとうの方だったのに。 人はしょうこを小鳥と呼ぶが。 しょうこは自分のことを、そんな綺麗な存在だとはとても思えなかった。 友と、あの子。その間をどっち付かずにふらふらと彷徨う蝙蝠。 一番の卑怯者だと、そう自罰せずにはいられなかった。 「う、あ、ああああ、あ」 泣けばそれでどうにかなるの? また、誰の手も握れないまま。 そうして無価値に、死んでいくつもり? 囁く声は自分自身の声で、だからこそ耳を塞ぎようもなくて。 ふと、しょうこは自分の右手に視線を向けた。 そこにある、一画きりの刻印――これを使えば。 これを使ってアーチャーを呼べば、この場をどうにか出来るかもしれない。 「(それで)」 どの道自分には、どうすることも出来ない。 不思議な力もなければ、さとうのように行動力があるわけでもない。 唯一あるのはアーチャーとの縁。彼に頼ることが一番なんじゃないか。 この場をどうにか取り持って貰って、さとうにもそしてあさひくんにも、自分の意思を伝えられれば。 そうすればいい。それが、自分の理想を叶える一番の最適解なのだから。 「それで、本当に、いいの……?」 向き合いたいと、思ったんじゃなかったのか。 もう二度と間違わないと。 間違いたく、ないって。 そう決めたんじゃなかったのか。 「……私は、さとうの友達で居たい。あの子の味方で、居たい」 でも。 「でも……あさひくんのことだって、やっぱり見捨てたくないよ」 私はきっと最後にさとうの味方をするだろう。 そこのところは、もう裏切りたくない。 だとしたらいつか、私かさとうが彼を殺す時も来るのかもしれない。 それを嫌だって言うのは、子供じみたわがままでしかないけれど。 でもせめて、少しくらい。 少しくらい、お話をさせてほしい。 あの子に伝えられてない言葉が、言えてないことが、まだ私にはあるんだから―― 気付いた時、私はやっぱり間違えていた。 震えは、もう止まっていた。 ◆◆ ――痛い、痛い、痛い、痛い。 身体の中身を文字通りぐちゃぐちゃにかき混ぜられて。 肉の詰まったずだ袋のようになった身体は、だけど自分のものじゃないみたいに蠢きながら治っていく。 悪魔の手が口の中に入ってくる前に、あの麻薬を呑み込んだのはせめてもの抵抗だった。 だけどそれがどれほどのものになるのだろう。 念話を飛ばす余裕すらなく、俺は、片手の令呪に力を込めた。 これを奪われたり潰されたりしたら、その時はいよいよ打つ手がないから。 アヴェンジャー。デッドプール。 こんな俺に、手を差し伸べてくれた変なヤツ。 俺はこうしてまた、あいつに頼ってしまう。 あいつは俺が復讐のために打って出ると、この手で悪魔を殺すと言った時。 止めはしなかった。だけど、ひとつ"代案"も示してきた。 『お前がその女を殺すの、別に止めはしねえけどよ。 俺ちゃんの方が先に殺しちまえたら、その時は恨みっこなしだぜ』 あいつは俺に手を汚させたくなかったんだと、思う。 だけどあいつは失敗した。松坂さとうを、殺し切れなかった。 だから俺の番が回ってきた。あいつに念話をしなかった理由は、我ながら子供じみている。 どんな顔をして話しかければいいか、分からなかったんだ。 だって俺は、いつも通りの憎まれ口を叩くあいつに……言ってしまったから。 『邪魔をしないでくれ、アヴェンジャー。これは……これだけは、俺がやるんだ』 『い~や、俺ちゃんもいっちょ噛みさせて貰うね。あんまりキルレ低いと英霊の座で馬鹿にされちまうからな』 『っ……邪魔だって言ってるだろ!』 邪魔だ、と。 余計なことをするな、と。 そう、俺はあいつに言ってしまった。 だからあいつが悪魔を仕留め損ねたと聞いた時も――こう思ったんだ。 やった、って。あいつ、失敗したんだって。 そう思いながら、無邪気に喜んだ。 その結果が、これだ。 目的は遂げられない。 悪魔を殺すどころか、傷をつけることも出来なかった。 殺すと決めて鏡の世界を飛び出た筈なのに、俺には何も出来なかった。 そして今。俺は邪魔だと罵って、失敗を喜んだ相手に、助けを求めようとしている。 「(情け、ないな。俺……)」 なんて情けないんだろう、俺は。 目から、痛みによるものじゃない涙が流れ落ちた。 あまりに情けなくて、やるせなくて。 心に深く突き刺さった言葉の鏃も相俟って、この期に及んで尚恥を重ねてしまう。 「(それ、でも……)」 ――それでも。 ――死ぬことだけは、出来ないから。 「(たと、え……誰に何と、罵られようとも……。 それでも、俺は……見たいし、辿り着きたいんだ…… 俺たちに……家族に、あったはずの、未来に……っ)」 令呪を使おうとする。 デッドプールを此処に呼んで、助けてもらうために。 そうしようとした、その時だった。 俺の身体に、何か温かなものが縋り付いたのは。 「――しょーこちゃん?」 悪魔が驚いたような声を出している。 衝撃でだろうか。ずぼ、と俺に刺さっていた腕が抜けた。 そのまま地面に投げ出されようとする俺の身体を、その"誰か"が抱き留めてくれた。 血液の補填が追いつかず、まだ霞んでいる視界が。 時間の経過と共に、だんだんと晴れてくる。 そして俺が霞みの向こうに見た、その顔は。 「ごめん。ごめん、ごめん。 ごめんね、さとう。私今、訳解んないこと、してるよね」 俺よりも、ずっと涙でぐちゃぐちゃだった。 「でも、どうしても、ごめん。 じっとしてられなくて、一言だけでも、って、思って……」 ――なんで、泣くんだ。 なんで、あなたが泣いてるんだ。 此処は聖杯戦争。願いを持つ人間が、最後の一人になるまで殺し合う儀式場。 そんな場所で、そんな顔で泣いてたら……あなたが優しい人だって、周りにバレてしまうのに。 「……何してるんですか」 「……何してるんだろね」 名前を呼ぶあなたの顔は、もしかしたら俺にとって。 しおと同じくらい、この世界で出会いたくないものだったのかもしれない。 未だ窮地は去ってなんかいない。 それでも何故か、俺は困ってしまって。 気付けばそんな、場違いなことを言っていた。 そんな俺に、あなたもやっぱり困ったような顔をして、笑っていた。 ◆◆ 「……さとうちゃん? どうするんだい、これ」 予想外の事態なのは、さとうにとっても同じだった。 神戸あさひがサーヴァントを呼ぶ可能性は考えていたが、それ自体は然程脅威だと思ってはいなかった。 何なら令呪を用いての強制転移であろうと、あのアヴェンジャーが駆け付けた時には全て手遅れの公算だったのだ。 童磨は人を喰う。そして彼は、何も口で喰わずとも人間を取り込み糧にすることが出来るのだ。 つまり、貫いた腕を捕食器官の代わりにして内側へ取り込み、捕食する。 そういう芸当も可能なのである。これは童磨自身を除けば、さとうしか知らない情報だった。 だからあさひが令呪を使っていたとしても、デッドプールは彼が喰われるまでに間に合わない。 その筈だった。そのつもりだった。 しかししょうこがあさひに抱き着いたことで腕が抜け、その状況が崩れてしまった。 肩を竦めて見つめてくる童磨をよそに、さとうは顔を顰めていた。 「どうもこうもないよ」 やることは変わらない。 何一つ、変わらない。 しょうこの突然の行動には面食らったが、彼女が自分を裏切ることはないだろうと今でもそう思っている。 だから、これから童磨にさせる行動も当然筋が通るし。 仮にしょうこが彼を守るためにこちらへ牙を剥くというのなら――、その時は。 「神戸あさひを殺して、キャスター」 「はは、まあそうなるよねえ。俺は男はあまり喰いたくない主義なんだが、君の命令とあっては仕方がない」 その時は、あの時と同じことをするだけだ。 あの時とはまた違った苦味が口を満たす中で、松坂さとうは生死の彼岸をすら超えて再会した二人を分かたんとする。 が―― 「は~~~~い、そこまでだぜ花嫁さんよォ~~~~ッ」 夜闇を切り裂く、閃光が一つ。 少なくともさとうには、それを眼で捉えることは出来なかった。 回数券(クーポン)を服用したあさひは、彼の弱さを嬲る形で排除したものの、それでも眼で追えないほどの速さではなかった。 だがこれは違う。彼とは明確に違う、次元が一つ二つ確実に上を行っている。 事実として。童磨がその襲来に即応し鉄扇で受け止めていなければ、さとうはその令呪を切り飛ばされていたに違いない。 「大丈夫かい、さとうちゃん?」 「……ありがと、助かった。あれ、サーヴァントじゃないよね?」 「そうだねえ、驚くべきことだが人間のようだ。ううむ、まさかしのぶちゃんより速く動く人間が居るとはなあ」 童磨の背後へと逃れるさとう。 襲撃者の正体は、顔にガムテープを貼り付けた歯抜けの少年だった。 彼の刃が銀の軌跡を描きながら童磨と打ち合い、火花を散らす。 『い、痛いよガムテーッ! もっと優しく、ぶへえッ!?』 「喋んな。マジでへし折るぞ」 不機嫌そうに呟きながら踊るように舞い、鬼と殺し合う姿はさながらピーターパン。 とはいえ所詮は人間の身。彼も、本当に殺すつもりで斬りかかっていた訳ではない。 いや、それ以前にだ。松坂さとうへの襲撃だって、片腕の切断のみで留めるつもりでいた。 その理由は、今はまだ彼の頭の中だけにある。 ガムテはあさひ達二人とさとう達との間に、くるりと宙返りをキメつつ着地。 それからまず、彼はあさひの方を見て。 「もひとつ減点(ペケ)~。サーヴァントが来たんだからよ、つまんね~~意地なんざ捨ててさっさと令呪切りな。 おかげで考えてた計画(プラン)がおっ狂っちまったじゃねェ~か」 「……ああ、確かにな。そうしとけば良かったって思ってるよ、今は」 「まあ分かりゃヨシ!だけどよ。次は容赦なく切り捨てっからな~」 そう駄目出しすれば、さとうの方へと一歩前に出た。 彼に今この場で、すぐに殺し合いを演じようという気がないことを悟って。 さとうも同じく前へと出る。無論、何か仕掛けてくるならすぐに童磨が動けるよう念話をした上でだ。 ガムテは破壊の八極道の中でも最速を誇る殺し屋だが――本気の上弦が相手となれば、たとえ目的が奇襲の一刺しだとしても無視出来ないリスクが鎌首を擡げてしまうのは避けられない。 「神戸しおに会ったよ」 「……そう。元気にしてた?」 「あ゛~~、ありゃ元気すぎるくらいだなァ~~。 お前よ、拉致(ユーカイ)したんならもうちょっと躾けとけよ」 「――で、目的は何。話がしたいから、サーヴァントを呼ばないでいるんでしょ?」 軽口を叩き世間話を仕掛けてくる少年――ガムテに、さとうは何ら油断してはいなかった。 この少年は危険だと、今しがた彼が見せた超人的な動きを見て既に理解している。 警戒心を削げば致命的な結果に繋がると。さとうの脳はそう告げていた。 そんなさとうにガムテは、問われたことへの答えを単刀直入に告げる。 「直にオレのサーヴァントは帰ってくる。オレが急げば、もっと早く帰ってくるよ」 「……、……」 「新宿を更地にした傍迷惑な連中、居ただろ? 龍に化けるライダーと、鋼の翼のランサーだ。 オレのサーヴァントはそいつらと同等の力を持ってる。認めたくはねえが……化物さ」 「成程ね。言いたいことは分かったよ」 小さく息を吐いて、さとうは言った。 ガムテが今わざわざ自分のサーヴァントの強さを誇示した理由は、考えるまでもなく脅迫だ。 都市を一度の戦いで崩壊させられるような連中、この聖杯戦争を常ならぬ様相に導いている元凶共。 それと同等クラスの力を持つサーヴァントが此処に駆けつけるというのなら、さしものさとう達もどうにもならない。 令呪を使って逃げるにしろ、一か八かで戦うにしろ……ただでさえ悪い状況が更に悪化するのは想像に難くなかった。 「求めるのは同盟かな。それとも――隷属?」 「それはそっちの出方次第だよ~~ん、"さとちゃん"。 ただどっちにしろ、お前の愛しの"しおちゃん"とは敵対することになるけどなァ」 「……あまり気安くその名前を口にしないでほしいんだけどな」 「仕方ねえだろ? あいつの居る陣営(チーム)は、オレ達の勢力と目下バチバチの抗争中だ。 オレももう一度会ったら殺すつもりでいるしな」 それはさとうにとって、決して無視出来ない言葉ではあったが。 さとう自身も未だ、しおに関する矛盾には答えを出せていない。 先程あさひにはああ言ったが、もしも自分が――自分の死んだ後のしおと、自分と共に生きていた時のしお。 どちらかを選び、どちらかを切り捨てねばならないのだと求められたなら。 ……その時自分はどう答える。どちらの手を、取る。 その答えには、さとうもまた辿り着けていないのだ。 「……分かった。話すのは構わないよ。 あなたのサーヴァントが本当に新宿のライダーと同じくらい強いっていうんなら、私達だって無策で戦いたくはないから」 「イイね。じゃあとりあえず、急いで話すとして――」 ガムテの眼があさひを見る。 あさひは、しょうこの方を見ていた。 さとうの眼がしょうこを見る。 しょうこも、あさひの方を見ていた。 「此処じゃ邪魔が入るから、場所は変えようか」 「オッケー。ちゃんとサーヴァント連れてこいよ? 刺されても知らねえぞ」 「言われるまでもないよ。……ああ、キャスター。"御子"は一応配置しておいて」 神戸あさひが松坂さとうを憎むように。 松坂さとうもまた、神戸あさひを殺したいと考えている。 何故なら彼は、単純明快に"邪魔"だからだ。 未来で自分達のハッピーシュガーライフの邪魔をするらしい存在を、生かしておきたいだなんて思える訳もない。 なのにわざわざ、童磨に"御子"を――彼と同じ出力を持つ氷人形を配置させた理由。 もちろんあさひのためなどではない。 万一しょうこがあさひと完全に手を組み、自分を裏切ろうとした時。 即座に同盟の成立を阻止して、キャスターと共に彼女を切り捨てるための備えだ。 そして……もう一つ。 これはあさひが牙を剥いた際にしょうこを守りつつ、彼を素早く抹殺するための備えでもあった。 「(……なんだか、変な味。この味は――知らないかも、しれない)」 苦い味がする。 だけどそれは、世の中の人やあの子の居ない日常に対して感じた苦さではなくて。 じゃあそれが何から来る苦さなのかと言われると、やっぱり答えは出せなくて。 ガムテとの交渉のテーブルへ向かう最中、さとうは一度だけしょうこの方を振り向いた。 目が合った。しょうこは何か言おうとしていたけれど、無視して彼女から視線を外した。 口の中は、相変わらず苦い。 【二日目・早朝/中央区・高級住宅街(裏路地)】 【神戸あさひ@ハッピーシュガーライフ】 [状態]:疲労(大)、自己嫌悪(大)、松坂さとうへの殺意と憎しみ、そして飛騨しょうこへの困惑と悲しみ、『地獄への回数券』服用中 [令呪]:残り3画 [装備]:デッドプールの拳銃(懐に隠している)、着替えの衣服(帽子やマスクを着用) [道具]:リュックサック(保存食などの物資を収納) [所持金]:数千円程度(日雇いによる臨時収入) [思考・状況] 基本方針:絶対に勝ち残って、しおを取り戻す。そのために、全部“やり直す”。 0:ガムテと協力する。後戻りはもう出来ない。 1:折れないこと、曲がらないこと。それだけは絶対に貫きたい。 2:さよなら――しお。 3:星野アイと殺島は、いつか必ず潰す。 4:聖杯は、出来る限り諦めたくない。 5:櫻木さん達のことは、次に会ったら絶対に戦う……? 6:プロデューサーさんに、櫻木さんのことをいつか話すべきか…… 7:あの悪魔を殺す。殺したい、けど、あの人は―― [備考] ※真乃達から着替え以外にも保存食などの物資を受け取っています。 ※廃屋におでん達に向けた書き置きを残しました。内容についてはおまかせします。 ※傷はだいたい治りました。デッドプールに念話をしたかどうかはおまかせします。 【松坂さとう@ハッピーシュガーライフ】 [状態]:疲労(小)、苦い味 [令呪]:残り3画 [装備]:なし [道具]:最低限の荷物 [所持金]:数千円程度 [思考・状況] 基本方針:しおちゃんと、永遠のハッピーシュガーライフを。 0:……この味は、何? 1:しおちゃんとはまだ会わない。今会ったらきっと、あの子を止めてしまう。 2:どんな手を使ってでも勝ち残る。 3:しょーこちゃんと組む。いずれ戦うことになっても、決して負けない。 4:もし、しおちゃんと出会ったら―――。 5:神戸あさひは邪魔なので早めに殺したい。 [備考] ※飛騨しょうこと連絡先を交換しました。 ※キャスター(童磨)からの連絡によってバーサーカー(鬼舞辻無惨)の消滅を知りました。 ※松坂さとうの叔母が命を落としたことを悟りました。 【キャスター(童磨)@鬼滅の刃】 [状態]:健康 [装備]:二対の鉄扇 [道具]:なし [所持金]:なし [思考・状況]基本方針:もう一度“しのぶちゃん”に会いたい。 0:君の愛が、俺の先を行くものでないのなら。その時は俺が君の先を行くよ、さとうちゃん。 1:あ~あ。あの彼(あさひ)、早めに食べておけばよかったな。 2:しょーこちゃんもまた愛の道を行く者なんだねぇ。くく、あはははは。 3:黒死牟殿や猗窩座殿とも会いたいなぁ [備考]※予選期間中にアーチャー(ガンヴォルト(オルタ))と交戦しています。さとうの目を通して、彼の魔力の気配を察知しました。 ※鬼同士の情報共有の要領でマスターと感覚を共有できます。交感には互いの同意が必要ですが、さとうは索敵のために渋々受け入れています。 【飛騨しょうこ@ハッピーシュガーライフ】 [状態]:健康、混乱(大) [令呪]:残り2画 [装備]:なし [道具]:最低限の荷物 [所持金]:1万円程度 [思考・状況] 基本方針:さとうを信じたい。あさひくんにお礼を言いたい。そのためにも、諦められない。 0:何してんだろ、私……。 1:さとうと一緒に戦う。あの子のことは……いつか見えるその時に。 2:それはきっと"愛"だよ、さとう。 [備考] ※松坂さとうと連絡先を交換しました。 ※GVに念話をしたかどうかはおまかせします。 【ガムテ(輝村照)@忍者と極道】 [状態]:健康 [令呪]:残り三画 [装備]:地獄への回数券 [道具]:携帯電話(283プロダクションおよび七草はづきの番号、アドレスを登録済み) [所持金]:潤沢 [思考・状況] 基本方針:皆殺し。そして、救われなかった子供達の“理想郷”を。 0:松坂さとう達への対処。決裂するようならライダーを呼び、殺す。 1:峰津院の対策を講じる。そのためにライダー(カイドウ)のマスターと打ち合わせたい。 2:もうひとりの蜘蛛が潜む『敵連合』への対策もする。 3:283陣営は一旦後回し。犯罪卿は落とせたが、今後の動向に関しても油断はしない。 4:黄金時代(北条沙都子)に期待。いざという時のことも、ちゃんと考えてんだぜ? これでも。 5:世田谷で峰津院のサーヴァントを撃退したのは何者だ? 6:じゃあな、偶像(アイドル)。 [備考] ※ライダーがカナヅチであることを把握しました。 ※ライダーの第三宝具を解禁しました。 ※ライダーが使い魔として呼び出すシャーロット・ブリュレの『ミラミラの実の能力』については以下の制限がかけられています。界聖杯に依るものかは後続の書き手にお任せします。 NPCの鏡世界内の侵入不可 鏡世界の鏡を会場内の他の鏡へ繋げる際は正確な座標が必須。 投射能力による姿の擬態の時間制限。 ※さとう達に持ち掛ける話の内容は後の書き手さんにおまかせします。 ※あさひとしょうこの傍には『結晶ノ御子』が一体配置されています。 御子の視界は設定通り、リアルタイムでキャスター(童磨)に同期されています。 時系列順 Back ある少年のプロローグ Next 彼女の記憶(カナリアノメモリア) 投下順 Back ある少年のプロローグ Next ペーパー・ムーン(前編) ←Back Character name Next→ 121 ある少年のプロローグ ガムテ 110 チルドレンレコード 神戸あさひ 125:彼女の記憶(カナリアノメモリア) アヴェンジャー(デッドプール) 100 紅いリリイのすべて 松坂さとう 108 蒼い彼岸花のひとひら キャスター(童磨) 100 紅いリリイのすべて 飛騨しょうこ 125:彼女の記憶(カナリアノメモリア) 108 蒼い彼岸花のひとひら アーチャー(ガンヴォルト[オルタ])
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機動戦士ガンダム imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 分類:ペガサス級強襲揚陸艦 全長:250m 全高:97m 全幅:110m 翼長:180m 重量:68000t 出力:550000hp 最高速度:馬赫12 MS甲板数:2 所属:地球連邦軍(一年戦争時) 艦長:パオロ、ブライト=ノア 【武装・兵装・技】 20mm機銃 30mm機銃 対空機銃 ミサイル (Missle) 20インチ砲 主砲(メガ粒子砲) 【原作】 連邦軍的反抗作戰殺手鐧V作戰的其中一環,是連邦第一艘宇宙空母。 当時、陷入大艦巨砲主義的連邦軍、對於宇宙空母的重要性的呼聲,依然久久未能決定有關開發計劃。即使這艘ペガサス(飛馬)級的開發計劃,當初要說服議會時亦不是提出空母,而是改稱搭載多数艦載機的戦艦的計画。雖然直至開發幾經波折,最終這個以運用RX系列MS的為目的的宇宙空母開發計劃終於承認。在ジャブロー中同時3隻ペガサス級的飛馬。原定應該是1號艦最先完成就航,但結果卻是2號艦的本艦最先完成。 本艦是由主引擎、HANGER DECK等各自獨立的區域組件合體而成。這是為了因應戦略・戦術而換裝不同的武装・推進系統而設。因此擁有複雜而獨特的輪廓,公国軍根據其外形稱呼之為「木馬」(代號)。前方左右區域是格納庫甲板、収容MS等艦載機以及為其修理・整備。前方閘口上下展開時變成彈射器,射出艦載機。線性馬達作動的彈射器系統,對MS迅速展開或者節約推進剤都非常有効。本体的全通甲板主要收藏ガンペリー等輸送機、戰鬥機等。以上設備令ホワイトベース最多能夠運用3個小隊(合計9機)的MS,能夠匹敵1個機動大隊。 後方左右2個區域則為主引擎。雖然以熱核火箭作為推進系統,但比起以往的更為強力,配合ミノフスキークラフト,可以在大気圏内航行,甚至無需補助推進器也可以離脱大気圏。雖然對一艘艦船來說有點兒誇張,然而以MS運用及收集其實戰資料為主要任務的ペガサス級,亦要求比以往的艦船更廣闊的行動能力。 居住區是以往艦隻的2倍、還設有人工重力區,都是為長期作戰而設。。 主武装方面則有本体前方的580mm2連装主砲和配置艦身左右メガ粒子砲。其他的武装還有12基大型3連飛彈發射器、36基小型飛彈發射器、32基対空砲座。這些武装主要是為了近接防衛而装備。 本艦完成後同時兼併測試出航至ルナツー(Luna 2),在回程時預定先於Side 7收取RX系列MS,然後歸還至ジャブロー。然而因為在Side 7受到て公国軍的襲撃,正規船員差不多都戦死或負傷,所以由士官候補生或平民運用。艦長亦由士官候補生的ブライト・ノア代替戦死的パオロ。船員幾乎全由無實戰經驗的少年少女擔任,但一直表現出驚異的求生力,越過重重困難抵達ジャブロー。離開ジャブロー之後,差不多仍舊由以往的主船員擔任第13獨立部隊的任務;一直戰鬥到和公国軍最終決戦的星一号作戦。但是,本艦在該作戰中大破、在公国軍的宇宙要塞ア・バオア・クー内擱淺。 ホワイトベース的設計本來由是『ダイターン3』時期大河原邦男所設計的機體再改良。當時預定玩具化,打算由首、前部、後部3機合体而成。
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作詞:若干P 作曲:若干P 編曲:若干P 歌:初音ミク 翻譯:油子 將你回收再利用 心靈破碎分離 女孩子的 新的人 就在附近的人 互相勸解心靈 男孩子 擦拭眼淚的樣子 直到心深處都被觸碰 將溫柔與身體 混合在一起 轉為淫蕩 只有這樣的男孩子 將你回收再利用 將你回收再利用 將你回收再利用 將你回收再利用 將破成碎片的心 連接在一起 可以笑逐顏開般 變成他一般 散裝的線鋸 喜歡將其嵌入 只有這樣的男孩子 將溫柔與身體 混合在一起 轉為淫蕩 只有這樣的男孩子 心痛與身體 混合在一起 轉為忙碌 只是被動的女孩子 將溫柔與身體 混合在一起 轉為淫蕩 只有這樣的男孩子 recycle cycle recycle 心痛與身體 混合在一起 轉為忙碌 只是被動的女孩子 將你回收再利用 將你回收再利用 將你回收再利用 將你回收再利用
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de_antola de_bagra_rc8 de_cluj cs_calm de_corona de_cotroceni de_cypress de_downburst de_downside cs_italy de_dust2_classic de_empire de_facade de_fallujah de_forlorn cs_perenna de_ignite de_lumber de_pulse cs_sorav1 de_pyramid de_rock de_rotterdam de_ruins de_shift de_sicily de_terra_comp de_veracity cs_thunder 名前 コメント
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作詞:yui 作曲:yui 編曲:yui 唄:初音ミク 翻譯:a050107231/birpig/バーピッグ (翻譯請附此網址,也請勿修改盜用,注意翻譯的使用禮節,謝謝!!) 轉頭一瞥即見的妳那笑容 宛若施上魔法一般 肩並肩走在一起 制服的顏色 流入眼角餘光的日常風景 重複著 在流逝的時光面前 我倆始終佇立不前 相遇與分離會是同時存在的 那時候的我還未能知悉 想起了櫻花飛舞之時 借來的課本上的塗鴉 無能道出的一句話 為了與失去的珍貴寶物 再度相會而向前邁進 趕在魔法解開之前 在車站前的速食店裡 直至店關之前我倆談得入迷 許久未曾想起的回憶 試著想起之際已遺失了 不知何時中斷的後續片段 找尋著 兩條從此分叉的道路 越是覺得無可奈何 襲向心頭的這份感情 日復一日而加深了 想起了染上一片秋色之時 相互喧嘩打鬧的教室 與歡笑哭泣的日子 失去的珍貴寶物 還是未曾改變而閃耀著 像是引人落淚一般 若我倆的相遇不是偶然的話 那麼分別或許也是必然的吧 想起了落雪堆積之時 妳那雀躍的聲音 無以道出的話語 現今這無法到達的聲音 若能傳達給妳 一切將會截然不同嗎? 說說而已 其實我都明白 該是跨步前進的時刻了 ======================= 若是有空的話,我會去中文nico補上台詞翻譯。(最終修改於2013/03/07 21 10)
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ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 メトロイド ドレッド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【まおりゅう】最強パーティー編成とおすすめキャラ【転スラアプリ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) Among Us攻略Wiki【アマングアス・アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」:時事ドットコム - 時事通信 マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - PR TIMES 【Apex Legends】ヴァルキリーの能力と評価【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) モンハンライズ攻略Wiki|MHRise - AppMedia(アップメディア) 【ウインドボーイズ】リセマラ当たりランキング(最新版) - ウインドボーイズ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンBDSP(ダイパリメイク)攻略wiki - AppMedia(アップメディア) SlackからWikiへ!シームレスな文章作成・共有が可能な「GROWIBot」リリース - アットプレス(プレスリリース) 【ウマ娘】ナリタブライアンの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ヒシアケボノの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】フジキセキの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) ドラゴンクエストけしケシ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】スコーピオ杯のコース解説と強いスキル - Gamerch(ゲーマチ) サモンズボード攻略wiki - GameWith 【スタオケ】カード一覧【金色のコルダスターライトオーケストラ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】ソラのコンボと評価【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ブレフロレゾナ】リセマラ当たりランキング【ブレイブフロンティアレゾナ】 - ブレフロR攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】サーナイトの評価と性能詳細【UNITE】 - Gamerch(ゲーマチ) 仲村トオル、共演者は事前に“Wiki調べ” - 沖縄タイムス 【ENDER LILIES】攻略チャートと全体マップ【エンダーリリィズ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】あんしん笹針師の選択肢はどれを選ぶべき? 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